全てのキックボクサーは消耗品である。
何か昔、似たようなタイトルで
「全ての男は消耗品である」
って本があった。
女も一緒じゃねぇか!
と思ったあの頃、と書きながらこのままだと違う内容になっちまいそうなので、無理矢理タイトルの内容に戻したい。
はい、キックボクサーって括ったけど、もう人間ね。
1発殴れば、脳細胞は20000個死ぬって聞いた。
殴られた振動で細かく脳は、6000回揺れるらしい。
いつまでもできる競技じゃない。
限られた年齢、限られた期限の中で、全力疾走で駆け抜けなきゃできない競技だ。
普通の人が生きていく時間の、何倍ものスピードで、リングの中を駆け抜ける。
その普通の人の人生とのスピードの差が、輝きって言うのかな?
見ている人には、そんな風に感じるのかもしれないと思ってる。
だけど、基本的にね。
相手選手を壊す事で、勝利を得る競技な訳で。
常に壊す側でいられる訳も無く、必ずいつか、自分より強い相手と戦い、逆に壊される側に回る時が来る。
俺も、鼻の骨なんて5回目以降は数えてないし、アバラやら眼下底やら、何箇所も骨折した。
肘で切られて縫った数も、丁度60針って感じだ。
でも、どの怪我も多少の後遺症は残ったけど、選手を続ける事に関しては、問題は無かった。
1番問題なのは、目だ!
ボクサーの引退する怪我のトップでも有るだろう、網膜の怪我。
キックをやっている人間で、どれ位気にしている人がいるのだろうか?
俺の知りうる限り、キック界で目に付いてチェックしてる所は無いんじゃないかと思う。
初期段階の自覚症状の少ない、網膜の怪我。
俺も最初は気にしなかった。
正確に言うと、見て見ぬ振りしてた。
網膜の怪我は初期段階、網膜裂孔なら、今の医学ならレーザー治療で、日帰りで治療できる位になっている。
まずは網膜は裂けるんだよね、打撃で。
それが、網膜裂孔。
本当に今の医学は進んでるから、裂孔までならマジで日帰りで治るんだぜ!
日帰りだぜ!
でも、そのまま放置して続けてると、その裂けた網膜が、剥がれちゃうわけよ。
剥がれたら、網膜剥離。
こうなっちゃったら、もう日帰りなんてトンでもないです。
眼球の神経に直接麻酔注射を打ち、角膜を切って裏の網膜の裂けている場所に、バックルを当てて、縫い付ける。
その手術を、患者はアリーナ最前列で、決して目を閉じる事無く、全て見れます。
目にメスが刺さり、血がブァ~て出て、そんな素敵過ぎる状況を2時間前後、決して1度も目を閉じる事無く、見続けます。
でもって、安定して状況的に早くても、人と打撃を交換できるまでになるのに、半年以上は掛かります。
でも、それは軽度な状況で、2度目からは、網膜の磨耗も激しい為、その後の打撃交換を一切止められます。
やったら今度は失明の可能性が有りますよって。
片目でできるほど、甘い競技じゃないもんね。
でもって、人生ってキックだけじゃないんだよね。
キックやって無い期間の方が絶対に長い訳で、その長い期間を、片目で過ごすことは、自分だけじゃなくて、周りの人にも多大な迷惑をかけてしまう事になりかねない。
だから、細かくチェックして欲しいんだよね。
限られた素敵な期間を、自分の注意で少しでも長くできるならば、それって最高じゃない。
俺も、できる限り人と打撃交換して、キックを楽しんでいきたかったけど、もうできなくなっちまった。
ヘッドギアを完全装着して、多少はまだ楽しむけどね(^~^)
最近、キックの会場で選手や会長や一般人に、ブログ見てるよってよく言われる。
だから、書いてみた。
キックボクサーは消耗品。
でも、自分で意識して細かくチェックすれば、自分の人生の中で素敵と思える時間を、少しは長く続ける事が絶対にできるって。
戦える事って凄え幸せ!
だから、このブログを読んで、自分の目に付いて少しでも興味を持って、病院に行ってみたら、裂孔してて、レーザーで塞いで事なきを得たって事になったら、本当に無茶苦茶だった俺を救ってくれた格闘技に対して、たった一つでも恩返しになるかなと思っちゃったりして(^~^)
あえて見せるよ。
角膜切って、手術して、明後日で2週間。
切り刻まれた目はこんな風になるんだぜ!
嫌なら、今直ぐ病院行ってチェックしな(^~^)
「全ての男は消耗品である」
って本があった。
女も一緒じゃねぇか!
と思ったあの頃、と書きながらこのままだと違う内容になっちまいそうなので、無理矢理タイトルの内容に戻したい。
はい、キックボクサーって括ったけど、もう人間ね。
1発殴れば、脳細胞は20000個死ぬって聞いた。
殴られた振動で細かく脳は、6000回揺れるらしい。
いつまでもできる競技じゃない。
限られた年齢、限られた期限の中で、全力疾走で駆け抜けなきゃできない競技だ。
普通の人が生きていく時間の、何倍ものスピードで、リングの中を駆け抜ける。
その普通の人の人生とのスピードの差が、輝きって言うのかな?
見ている人には、そんな風に感じるのかもしれないと思ってる。
だけど、基本的にね。
相手選手を壊す事で、勝利を得る競技な訳で。
常に壊す側でいられる訳も無く、必ずいつか、自分より強い相手と戦い、逆に壊される側に回る時が来る。
俺も、鼻の骨なんて5回目以降は数えてないし、アバラやら眼下底やら、何箇所も骨折した。
肘で切られて縫った数も、丁度60針って感じだ。
でも、どの怪我も多少の後遺症は残ったけど、選手を続ける事に関しては、問題は無かった。
1番問題なのは、目だ!
ボクサーの引退する怪我のトップでも有るだろう、網膜の怪我。
キックをやっている人間で、どれ位気にしている人がいるのだろうか?
俺の知りうる限り、キック界で目に付いてチェックしてる所は無いんじゃないかと思う。
初期段階の自覚症状の少ない、網膜の怪我。
俺も最初は気にしなかった。
正確に言うと、見て見ぬ振りしてた。
網膜の怪我は初期段階、網膜裂孔なら、今の医学ならレーザー治療で、日帰りで治療できる位になっている。
まずは網膜は裂けるんだよね、打撃で。
それが、網膜裂孔。
本当に今の医学は進んでるから、裂孔までならマジで日帰りで治るんだぜ!
日帰りだぜ!
でも、そのまま放置して続けてると、その裂けた網膜が、剥がれちゃうわけよ。
剥がれたら、網膜剥離。
こうなっちゃったら、もう日帰りなんてトンでもないです。
眼球の神経に直接麻酔注射を打ち、角膜を切って裏の網膜の裂けている場所に、バックルを当てて、縫い付ける。
その手術を、患者はアリーナ最前列で、決して目を閉じる事無く、全て見れます。
目にメスが刺さり、血がブァ~て出て、そんな素敵過ぎる状況を2時間前後、決して1度も目を閉じる事無く、見続けます。
でもって、安定して状況的に早くても、人と打撃を交換できるまでになるのに、半年以上は掛かります。
でも、それは軽度な状況で、2度目からは、網膜の磨耗も激しい為、その後の打撃交換を一切止められます。
やったら今度は失明の可能性が有りますよって。
片目でできるほど、甘い競技じゃないもんね。
でもって、人生ってキックだけじゃないんだよね。
キックやって無い期間の方が絶対に長い訳で、その長い期間を、片目で過ごすことは、自分だけじゃなくて、周りの人にも多大な迷惑をかけてしまう事になりかねない。
だから、細かくチェックして欲しいんだよね。
限られた素敵な期間を、自分の注意で少しでも長くできるならば、それって最高じゃない。
俺も、できる限り人と打撃交換して、キックを楽しんでいきたかったけど、もうできなくなっちまった。
ヘッドギアを完全装着して、多少はまだ楽しむけどね(^~^)
最近、キックの会場で選手や会長や一般人に、ブログ見てるよってよく言われる。
だから、書いてみた。
キックボクサーは消耗品。
でも、自分で意識して細かくチェックすれば、自分の人生の中で素敵と思える時間を、少しは長く続ける事が絶対にできるって。
戦える事って凄え幸せ!
だから、このブログを読んで、自分の目に付いて少しでも興味を持って、病院に行ってみたら、裂孔してて、レーザーで塞いで事なきを得たって事になったら、本当に無茶苦茶だった俺を救ってくれた格闘技に対して、たった一つでも恩返しになるかなと思っちゃったりして(^~^)
あえて見せるよ。
角膜切って、手術して、明後日で2週間。
切り刻まれた目はこんな風になるんだぜ!
嫌なら、今直ぐ病院行ってチェックしな(^~^)
by realdevilman
| 2007-11-26 19:25