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FUCKING DIARY

realdevil.exblog.jp

反論受付ない主義

また会う日まで

1番大きな先輩が亡くなった。

先輩と初めて出会ったのは、俺が18歳の時だった。

場所は川越の塀の前。
お勤めから出て来た時だった。

それから直ぐに、今度は俺が施設に1年以上入っちゃって、実際に一緒に過ごした時間は短かったけど、今迄の人生にいなかったタイプの豪快な人だったから、鮮烈な印象だった。

その後、施設から出てきた俺は人生をリセットして、ストリートからリングに戦う場所を移したんだけど、出てきて直ぐの俺に、放免祝いと言って当時なけなしの金1万円をくれたのが有り難くて嬉しくて。

その後、前のジムへの不義理で試合が何年もできなくなってった時に、一緒に話を付けに行ってくれたのも、業界で活躍していて、自分のシマ迄持つ様になっていた先輩だった。

一緒に一杯一杯、悪い事もしたし、一杯一杯楽しい時間も過ごした。

俺と根っこの部分が似てて、淋しがり屋で、それなのに人の前では強がりで。

そんな所が時に凄く嫌で、時に凄く有り難かった。

感情の起伏が激しい人だったから、付いていけなくて、何度も連絡断った。

でも本当の心は解ってるつもりだったから、落ち着くのを信じて、いつかまた笑顔で会える日が来ると思ってた。

ぶっ飛んでる事が好きだから、飲み方も豪快で、果てしなく体壊しちゃって。

俺はそんな先輩と、正面から向かい合える器量も勇気も無くて、見て見ぬ振りしていた。

そしたらまさかこんなに早く逝っちゃうなんて・・・・・

金持ってた時には、もう少し金入ったら出資してやるからジムやるか!
なんて言ってくれたりもした。

タイ行って遊び捲ろうって約束も果たせなかった。

2人で行った大阪の、新幹線のグリーン車の中で、ベロベロになる迄飲みながら、本音で語り合ったあの時に、初めて見せた本当の姿を、俺は信じ続ける事ができなかった。

俺にもう少し、先輩の無茶な部分を受け止められる器の 大きさが有ったら。

お前はズケズケ本音言うからムカつくけど、そう言う奴がいないと俺は駄目なんだよな~って言ってくれたのにそばにいられなくて。

本当は大好きだった。

本当の兄貴だった。

最後迄、そばにいてあげれなくて。

今日の昼過ぎには骨になっちまう。

お互い素直じゃないから駄目で。

でも、これからはできるだけ素直に生きようと思う。
やりたい事やらないと後悔するぞ!って言葉を胸にしっかりしまって。

もうこんな悲しい思いは二度としたくないから。

どうかどうか、間違っても天国には行けないだろうから、地獄でも豪快にいってほしい。

俺もまだまだ先だと思うけど、そっちに行きますんで。

どうか、どうか安らかに眠って下さい。
by realdevilman | 2009-01-26 10:37

by デビルマン