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FUCKING DIARY

realdevil.exblog.jp

反論受付ない主義

ボクシングテレビ観戦記

ここの所、色々な試合、見てはいましたが、全く書いていませんでしたねm(_ _)m

と言う事で、書きたいと思います。

山中選手、前回は早めのストップでTKO負けでしたが、私はあのストップで良かったと思っていました。

確かによく見ると、反撃できていなかったですが、クリーンヒットは少なかったかなと。
しかし、ここ数戦の山中選手は、倒して来たから良い様なものの、リボリオ・ソリス戦、アルセルモ・モレノ戦と、どちらも自分もダウンを繰り返していました。

その辺りから、かなり摩耗して来てるな〜と思ってました。

それは、練習を常に見ているセコンドのコーチ達は、より一層感じていたのではないでしょうか?

人間は消耗、摩耗します。

具志堅さんの日本記録の世界王座防衛数辺りが、日本人がハードな世界戦を続けて勝ち続けられる、身体の摩耗度の限界なのかなと思いました。

今回の最初のダウンも、相打ちとは言え、ジャブでしたし。

アレを見た時点で、あ〜駄目だな今回も。
そう思いました。

その後も、普通のジャブを受けてのダウンも有りましたし。

誰もが納得いく形で、リングを降りれる訳じゃ無いと思います。

殆どの人が、夢破れて、悔しさと悲しさに塗れて、リングを去るのだと。

負けた後、あ〜すれば良かった。
こうすれば勝てたんじゃないか?

そう思う事は有ると思います。

でも、できなかったなら負けた訳で。

できないのが実力な訳で。

ただ勝つにしても、負けるにしても、後にケチが付く結果は嫌です。

どんな小さな事でも、納得できない理由が有ると、蟠りとしてずっと残ってしまいますから。

私ごときもですが、計量で泣かされた事も、オーバーした事も有ります。

初めてオーバーされた時、何故か相手のオーバーを知らされませんでした。

計量来ないな相手、と思っていたら、オーバーしてて。

対戦相手は風邪で落とせなかったとの理由でしたが、後にその対戦相手の奥さんから直接、嘘付きたくないからと、真実は風邪は引いていなかったとの驚くべき情報を貰ったその試合は、約5キロオーバーされているものの、風邪との理由でタオルを早めに入れる話ができていて。

興行が盛り下がらない様に、皆に内緒なんでグローブハンデも無くて。

でも1R、無茶苦茶に打ち合ったら、会場滅茶苦茶盛り上がっててんてんてん

風邪だから終わるだろうと周りも思い、そのまま最終ラウンド迄。

結果、3度のダウンを奪われての判定負けでした。

鼓膜は完全に破けるは、顔は21針縫うは、大ダメージでして、半年も休みました。

今も稀に再放送されている、あの試合です。

その同じ選手との再戦。

今度は計量当日8キロオーバーで来やがって。

1度オーバーした選手って、大体がまたやると思うんです。

1度でも辛さから逃げる道を知ってしまったら、極限の減量状態の時、ソコにまた逃げてしまうじゃないかと。

それで相手は協会追放になりましたが、代わりに当日連れて来たタイ人が、9キロも重くて笑っちゃいましね。

無茶苦茶コンディション良かったんで勝てましたが、組んだ時の力の差に、本気でビビった記憶が有ります。

オーバーしたその選手は、その後他の大会に出て、計量オーバーしている記事を見ました。

ただ凄く驚いたのは、リング上でマイク持って、選手として初めて計量オーバーしたって言ってた事。

俺との試合のオーバーとか、無しになってる?!?

キックボクシングみたいに、幾つもの団体やプロモーションが有ると、駄目だな〜って思いましたね。

やるんですよね。
本当に心の底から後悔してない選手は、極限状態になったら、必ずまた逃げる。

だからこそ、大きなペナルティが必要だと思います。

俺も1度だけオーバーした時、今迄のオーバーされての悔しさが有った自分がオーバーしてしまった恥ずかしさから、最低1年と決めて自分にペナルティを課して、試合しませんでした。

ここからは、オーバーした時の選手の状態を、私なりに解釈すると。

階級制のスポーツで1番守らなきゃいけない約束を破ってしまったんです。

もう試合だけでもちゃんとやらないとと、思う筈です。

極限迄減量しても、最後の最後、1番辛い部分を落としていないので、コンディションは落としてる時より、確実に良いんです。

私もオーバーした試合、勝ちました。

しかし、もしリミット迄ちゃんと落としていたら、試合をまともにやれるコンディションではなかったと思うので、間違い無く負けたと思います。

約束守って負けるよりも、約束破ってでも勝つ事を選んでしまったんです。

でも、後々ちゃんと考えたら、それは実力だけで勝ったのでは無く、約束を破り対等では無いコンディションで勝った訳で。

勝った時は減量の辛さが有ったので大喜びしてしまいましたが、後々恥ずかしくて恥ずかしくて。

今も後悔しています。

70キロで試合していた時に、相手がいなくて79キロ契約で試合を受けた時に、相手がオーバーして来た時は、流石に自分は通常78キロしか無かったので、グローブハンデを受けて試合しましたが、それでも物凄くパンチが効いたのを覚えています。

私事ばかりになってしまいましたが、山中選手としては、ここまでの偉大な功績の最後で、ケチの付く形での最後になってしまった事は、本当に無念だと思います。

試合内容だけ見たら、完敗だと思いました。

相打ちでカウンターになったとは言え、ジャブでダウンしてしまう様に、かなり耐久性も落ちていましたし、反応も鈍かったかなと。

ネリ選手は、相当に強いと思います。

1度でも減量失敗した階級には、拘らず、スーパーバンタム級でやって欲しいですね。

世界トップレベルで落とせないと言う事は、本当に減量も、限界だと思うので。

そうすれば、世界トップクラスの結果がまだまだ出せるのでは?

丁度、1階級上には、同じ興行で一緒に防衛戦をした岩佐選手がいます。

岩佐選手の唯一の日本人相手の敗戦は、今回で引退を決めた、山中選手です。

岩佐選手は、バンタム級での最後の試合辺りは、脂肪が全く無い、もうベストより弱くなっちゃってるでしょ!
って感じの身体でしたが、スーパーバンタム級に上げて減量苦からも解放されたので、動きも前よりも良かったと思います。

ここは一丁、過去の悔しさも間接的に精算できるし、ネリが階級アップして岩佐選手とやったら…

ネリは本当に強いからな…

そんな夢を勝手に描いたり、もしネリがバンタム級に留まるなら、日本人の鬱憤を井上選手に精算させるのが、1番面白いのかな?
何て、未来予想図を描きつつ、今回のボクシング観戦記を終わります。

by realdevilman | 2018-03-03 08:56 | 未分類

by デビルマン